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【下書き/公開不可】【インタビュー】飲み屋で出会った知らない人に人生を語ってもらった

「飲み屋」は映画館と似ている。
煙草の煙が染み込んだ店内はスクリーン、主人公は日々の疲れを癒しに来たお客のあなただ。
平凡に生きてきた人なんて、この世には存在しない。
きっと、これまでのあなたの人生も映画のようにドラマチックだったはずだ。

さあ、今宵も「あなたの人生劇場」の上映が始まります。
良かったら、あなたの人生について語ってくれませんかーー??

骨酒を嗜む編集者

北山:こんばんは。おひとりで飲まれているんですか?

お客さん:いつも一人ですよ。今日もイイ天気ですね。

北山:突然話しかけてすみません。飲み屋のお客さんに、人生を語ってもらう記事を書いています。
良かったら、あなたの人生について語ってくれませんかーー??

お客さん:イイと思いますよ!!!!! 

北山:今日はお仕事終わりの一杯ですか? 

お客さん:お仕事……。はい、そうです。私は編集者です!! 毎日とっても頑張っています。

北山:編集者さんですか!? 素敵ですね。どんな本を作られているのですか?

お客さん:そうですね。はい。本を作っています。

北山:小説ですか? 漫画かな? それとも、ノンフィクションとか。

お客さん:すてきな本です、私はすてきな本を作っています。だからとっても忙しいです。あと、アクリルスタンドも作りますし、チラシも作ります。チラシはすごい効果があります。お客さんからも評判が良いです。

北山:……。マルチな才能ですね。ええと、飲んでいらっしゃるのは骨酒なのかな。なかなか通な晩酌ですね。

お客さん:あ、はい。美味しいですよこれ。ちょっと口に刺さりますけど。噛み砕いちゃえば大丈夫です。

北山:ちょっと、口から血が出ていますよ……。

お客さん:少しかぶれますけど気持ち良いです。す、す、す、す、す。あれ、棘が唇を突き破りましたよ! おかしいですね!

北山:あ、大丈夫ですか……?

お客さん:はい! イイ感じです!!!

北山:……。たくさんの貴重なお話をありがとうございました。ちょっと、仕事の電話がかかってきたもので、ここで失礼します。

お客さん:え、もう終わりですか。私は四ツ谷武尊ですよ。編集者さんです。いっぱいお仕事してるんです。お話したいです。

編集長へ
すみません。面白半分でここまで書いてみたものの、ちょっと公開できる内容じゃないですね。ボツ原稿にします。あまりにも強烈な人間だったのだ、思わず名前を調べてしまいました。おそらく、【この記事】で書かれている男だと思われます。

【自作のサイト】までありました。ちょっとヤバいです。(北山メモ)

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