Oasisが再結成された。
世間がオアシスオアシスうるさい。
ふと、あなたは思う。「オアシスの何が良いの?」と。
それならば、教えてあげましょう。Oasisの何が良いかを!
Oasisの魅力3選
1、ロックに小賢しいテクニックなんぞいらねえ! 単純さ際立つメロディーライン
とりあえずこの曲を聴いてほしい。
ヘッポコドラマーでも叩けるイントロ。始めて数時間の初心者でも叩けそうなシンプルさがたまらない。なのにカッコいい。むしろ「巧くなさ」がしびれる。
それに続くのが、サビ裏で弾いている嘘みたいにシンプルなギターリフ。あれ? やっぱりカッコいい。
ギターフレーズはジョージ・ハリスンの”My Sweet Lord”をパクったとさえ言われている。でも、本家を凌駕するんじゃないか……?
おすすめのライブ映像は1994年のMTV。リズムギターの”ボーンヘッド”のギターの音がぶっ飛んでいるので、ぜひ聴いていただきたい。
因みにボーンヘッドは、基本的にコードしか弾かない。思わず「楽器が下手なのか?」と思ってしまうが、ところがどっこいベースが失踪した時にはベースを弾き、必要な際にはピアノすら弾いてのけるのである。
それだけマルチな才能を秘めておきながら、黙ってコードを弾いているのがめちゃくちゃクール。まさに職人。
2、俺がカッコいいと言ったらカッコいいんだよ! 媚びないファッション
Oasisが誰もが知る名曲「Whatever」をリリースしたのは、1994年。
すでに1stアルバム「Definitely Maybe」で大ヒットを遂げている。
押しも押されぬロックスターである。
そんなOasisが満を持して登場したMVがこれだ。
「え? なにそのジャージ、ダサくない?」
そう思ったあなたは、大馬鹿者である。
大ヒットを遂げたロックスターが、パッとしないジャージを着ているからカッコいいんじゃないか。
本当にカッコいい人間は、ジャージで際立つものだ。
3、シンプルに声が良い!
どれだけ高い声を出せるかばかりに注目が集まる昨今(特に邦楽)、これほどねちっこくロックを歌い上げるアーティストがいるだろうか。
ぶっちゃけ、声は綺麗ではない。それは分かっている。しかし、押しつけがましくない、絶妙なかすれ具合がクセになるのだ。
そう、Oasisは全てにおいて「余裕があるバンド」なのである。無理を感じさせない。
いいか、ロックバンドはこれで良いんだよ!
1994年生まれ。上智大学外国語学部ロシア語学科卒業。ロシアを愛し、ロシアから愛された男。医療系メーカーの営業マンとして、世界を飛び回っている。
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